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2011年1月26日 (水)

3DサラウンドPC製作 その5 黒とメタリックの世界

さて、いよいよ本体の水冷系の構築に入ります。
水冷対象はCPU、グラボ3枚のほか、チップセット&VRM、メモリーです。
ただし、チップセット&メモリー用の水枕、ケース内蔵のラジエター(SR1 360&280)は、昨年の夏に導入したものそのまま使います。
改装前と改装後の概要図は以下の通り。

改装前Photo

改装後2_2

今回の大きな変更点は、CPUブロックをSwiftech Apogee XTから、綺麗なアクリルカバーながら高性能な EK-Supreme HF-Nickelに替えたこと、ポンプをLAING DDC3.2からD5にしたこと(DDC3.2は補助冷却系に転用)、GTX580SCx3専用の水枕にしたことの他に、一番大きな点は全体を黒のフェルールレス化して、チューブもTygonの3/8-1/2黒チューブにした点です。
写真が改装前(左)と改装後(右)の写真です。

Photo_3

フェルールレス&黒チューブは海外では流行りでいつかやりたかった事ですので、ようやく念願叶った感じです。
ただ、黒のTygonは国内では扱いがなく、オリオスペックが扱っているKOOLANCEの黒いのも試してみましたが柔軟性の点で満足できませんでしたので、米国Performance PCs(PPCS)のサイトから購入しました。
http://www.performance-pcs.com/catalog/index.php?main_page=index
PPCSで買えるものは水冷機材が中心ですが、日本に直送してくれますので、ここに在庫しているものであれば転送会社を経由するよりも早く入手できますね。

しかし実際に使ってみると、黒チューブは格好いいのですが、手垢が非常に目立ってしまう(購入時既に汚れています)、という弱点があることがわかりました。
また、貴重な輸入品で無くなるとすぐには補充できませんので、対策を考えた結果、次の写真のような手順で組みこんでいくことにしました。

Tygon_2 

「(屋外機で使った安い)散水用チューブで、経路と長さを決める」→「同じ長さにTygonを切る」→「ライター用のオイルとデジタルクリーニングペーパーでTygonの汚れを拭き取る」→「組込み」 という基本手順です。
これに限りませんが、PCパーツ組込みの時は薄手の手袋をするのと良いですね。手垢汚れが付きませんし、鋭利なエッジなどで怪我をするのも防げます。

ちなみにチューブにプリントしてあるTYGONのロゴとパーツ番号は、オイルで拭くと消えてしまいますので、これを消したくない人はアルコールなどで拭くのもアリです。(ただ、手垢はオイルのほうが遙かに綺麗にとれます。)

今回はフィッティングも、基本はオリオで購入したEnzotechの黒いのを使っていますが、ロータリーコネクタやSLI用の透明コネクタはBitspowerのものが気に入ったので、これも一緒にPPCSで買いました。
写真のGPU間を連結している透明コネクタや、上方でマザー側に曲がっているロータリーコネクタがBitsのパーツです。組み合わせるとなかなか個性的でしょ?

Bits_3

他の注意点としては、黒のフィッティング、特に今回のようにペンチで挟んで締めるタイプのフィッティングは、ペンチの圧力で黒い塗料が簡単に剥げ、その部分の金属地が目立ってしまいます。
折角の黒のモノトーンにするつもりが台無し? と思ったのですが、いやここは逆に考えるんだ、剥げたものは塗れば良い、と思い、細い黒マジックで軽く塗ってみました。すると、全く目立たなくなりました。
こうなると逆に黒は有利です。(シルバー地のフィッティングだと挟んだ跡に光沢ムラができやすく、しかも補修は困難。)

組み終わった後は注水です。

ところが黒チューブ特有の問題がここにもあることが判りました。
チューブの途中に気泡があっても判らないのです。

普通、注水時にはあちこちに気泡ができ、そこが空気溜まりになりますが、柔らかいチューブであればそこをつまんで空気を追い出していくのが常套手段です。
しかし、黒チューブでは気泡があるのかないのかすら判らないので、この方法では対処できません。

そこでケースを写真のように横倒しにしたり、更には逆さまにしながら、泡の音がしなくなるまで根気よく追い出していきました。

Rr

力作業になりますが、A77Fがアルミ製のお蔭か、ケースそのものは思ったより軽く、少なくともTwelveHundredで同じような事(そちらはプラグインタイプなので、チューブは固くて変形困難)をやった時より、いくらか楽に作業できました。
注水完了B_2

クーラントは、透明のものにPrimoChillの黒いダイを混ぜてみました。墨汁みたいに真っ黒になると思ったのですが、写真のように、そうでもなかったですね。

Photo_4
ところが、紫外線を当てるとよく光るらしいです。

そこで、紫外線LED(UV LED)を5mmサイズ2個、3mmサイズ2個(CPU水枕用)の二種類を調達し、写真のようにスリーブ処理した後、

Uv_led_2

クーラントを通し、LEDを付けてみました

CPU水枕Uv1_2

リザーバーUv3

写真ではロングシャッターのお蔭でかなり蛍光発光しているように見えますが、生で見ると微かにボーっと見える程度で、控え目なものです。
しかしクーラントが波立っている様子がUVで照らされるのは、なかなか綺麗です。

Uv2

リザーバーは、ポンプ(D5)と一体化して使います。ただし、これはサブ1号機で同じものを使って経験したのですが、買ってきた状態だと以下の左の写真のように、IN側から長いパイプ状の構造が延びています。

このまま使うと、注水時に折角ここに運んできた気泡を、再度ポンプに吸い込ませて循環させてしまいやすいので、いつまでも気泡が抜けなくなりがちです。。

そこで右の写真のように、ドリルで中のパイプ構造を破壊して、取り除きました。これで問題はなくなります。

Reserdorill

他に、水温計を写真のように、グラボを全て通った後の地点、およびヒートエクスチェンジャからCPUに戻ってく地点の2箇所に置きました。

水温計#1.グラボ3枚を通った後Temp1

水温計#2.ヒートエクスチェンジャからCPU Tmp2

前者は主水冷系で最高水温になると想定される場所ですので、これで内蔵ラジのファン(フロント360用6個、天井280用2個)を制御します。

水温30℃までは最低回転数、40℃で最大になるよう、KOOLANCE製ファンコン兼水温計が自動制御してくれます。
また後者は、外部ラジとの熱交換直後ですので、系で最も水温が低い所になると想定されます。ここの水温が、結露防止のチェック対象になります。

以上で水冷系としては完成で、あとは配線の組み合わせを決めた後、ようやく本体の電源に火を入れる予定です。

Photo_5

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コメント

B.B.さん、どもども。コメント有難うございます。B.B.さんもカッコいい投稿ですね!
いや~エントリーに間に合わせようと、8月31日の夏休みの宿題状態でした。もちょっといろいろ書きたかったなぁ。。
究極機は、やはり液体窒素機にはかないませんので。それに私の目的はあくまでPCでOC含めて”楽しむ”ことなので、ゲームPCといったほうがしっくりくるかなぁと。
そういえばここにも投稿しました。(このページのどこかにあると思います。)
http://www.xtremesystems.org/forums/showthread.php?t=233842&page=153

エントリーお疲れ様です~~
私も、ヘタレゲーマーながら、譲り受けたNV機と今回引越ししたX機をエントリしました~~

って。。ゲームPC部門かぶっるじゃん!!!(汗
てっきり究極にいかれるかな~って思ってました。。^^;

それにしても。。。ここの解説文章凄すぎ。。そのうち本に纏めて出版できそうですね~^^

ではでは^^

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