サブ機の改装と、水道水冷却
ちょっと暇ができた先週末から、久しぶりのPC弄りで、サブ1号機
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改装中 ヒートエクスチェンジャーがここにも!
(小型のHXP-135 タイプ)
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実質的には、水冷系と配線の組みなおし以外は、
①マザー:ギガのGA-X58A-UD3RからASROCK X58 Extreme6 に交換
②CPU:980Xから(中古で売って代わりに)990Xに交換
③ヒートエクスチェンジャー装着
これだけっちゃぁ。。。これだけなんですが、模様替えだと元があって余裕がある分、いろいろ日頃気になっていたところも直しが入れられて完成度も上り、なかなか楽しいですよ。
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せっかくなので、ヒートエクスチェンジャーを使って、以前ネタとして考えていた「水道の蛇口直結の冷却システム」をテストしてみました。
ヒートエクスチェンジャーのオープン側のチャネルに、写真のように、水道の蛇口から水を送ります。
右上の差し込み写真の通り、水温は約24℃です。それに対して、クーラー入れていない室温は、この時約30℃に達していました。
まあ、クーラーを入れればいい、とも言えますが、これから日中家を留守にしている時はもっと室温は上がりますので、テスト環境としてはこのくらいが良いかと^^
水の勢いはだいたい写真のような感じにしてます。
1分間で洗面器1杯分くらいの水量でしょうか。
この後、出水口を完全に水に沈めて、空気の逆流を防ぐようにします。
さて、水を流していない状態でのシステムの状態は、こんな感じです。
負荷としてPrime95を10分間だけ掛けた状態です。
右上はBigNGで計測した内部の水温(CPU直前)で、38.0℃、またcoretempでは、コア温度の最高値は63℃であることがわかります。
一方、水を流すにあたり、BigNGで、ラジエターファンの動作曲線を以下のグラフのように設定しました。
36℃から増速、一方、31℃を下回るとファンを止める設定です。これを新しく取り付けた水温センサーに連動させました。
これで水を流してみると、
このように完全にラジエターファンは停止します。
システムの状態は、
水温29.5℃、Prime10分間でのコア最高温度は53℃で、上のものと比べて、水温で-8.5℃、コア温度で-10℃の効果+ラジエターファン無音化の効果、があることがわかります。
空気での冷却と違って、水道水での冷却は昼間でもあまり温度が上がらず、また熱はどんどん排水口から外に出してくれますので室内に籠ることもなく、そのためにクーラーをつける必要もないので、消費電力という意味では省エネです。
(といっても、水資源の大変な浪費ですし、、そもそもこんな大電力PCをこさえている時点で、エコを語る資格はないと思います。^^;)
水が豊富で水不足の心配がない土地にお住いのかたは、ひとつ試されてみてはいかがでしょう? 水道水だけでなく、屋外ラジなど、いろいろ応用できますよ、*注
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注)この改装機にHXP-135を付けたのも、本来は屋外ラジを、メイン機と数珠つなぎで繋げるのが目的です。
図が全体像になります。(屋外ラジエターとFusion機、およびメイン機の構成は、過去の記事がご参考になると思います。)
今回サブ1号機を追加しましたが、今後サブ2号機を(改装時に)このループに追加する予定です。いずれもカップリングで取り外し自由にしますが、圧損で効率悪化しないか、各機の熱量を収容しきれるのかどうか、、出来上がるのが楽しみです。。
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