« 2015年10月 | トップページ | 2016年3月 »

2015年11月

2015年11月24日 (火)

Amazon Fire TV / Fireタブレットを、TvRemoteViewer_VBで活用する

Amazonが出しているストリーミング再生用ガジェットのFire TV

また、同じOSでブックリーダーや安価なタブレットとし販売されているFireタブレット

でTvRemoteViewer_VBを活用する手順を検証しました。ここではそれをご説明したい思います。

結論から言えば、Fire TV 、またタブレット型のFire TABでもTvRemoteViewer_VBは快適に利用でき、最近のアップデートやソフトウェア改良で(利用手順は少し変わったものの)以前にも増して使い易い環境になりました。
またノートPC等と一緒に持ち運べばリンク先の解説と同じ方法で、滞在先のテレビ/モニタを「おうちTV化」することも可能になります。

Tvstart0

FireTVの中身はAndroidですから、Androidのブラウザで動かすTvRemoteViewer_VBと特性はほぼ同じです。性能はこちらのスペック表にあるように、小さいながらも十分に速く、動画も滑らかです。実際Javascriptの性能を計測してみても、

Jscapa

比較すればChromecastよりは上、Nexus Playerよりは下の性能になり、実況もそこそこのフレームレートできちんと流れます。

結局AndroidTVとFireTVはほぼ同じ作りで、本質の違いは Googlecastの仕組みの有無という点に尽きます。(もう1つ、ここに関係ない違いとしてワイヤレスHDMI回路=Miracast支援H/W の有無がありますが。)
FireTVでTvRemoteViewer_VBを動かす場合、Googlecast + Media Player Libraryの持つH/Wに最適化されたメディア再生機能は使えず、汎用ブラウザの動画エンジンに依存することになるので、最近まで動画性能はやや劣る感じで、特にフレームレートが十分ではなく動きがぎこちないシーンがありました。が、2015/12末に落ちてきたFireOS 5.0.4 536116920 で劇的に改善され、現在ほぼ同等の高画質環境になっています。

むしろ設計思想の違いがあるのかもしれませんがFireTVのほうが作りはシンプルなのか、安定性は一枚上のように感じます。
(所有しているAndroidTVのNexusPlayerやmi boxではいずれも、長時間使いっぱなしにしたときに不安定になって再起動を余儀なくされることが時々ありますが、FireTVではそのような経験た今のところありません。)

他にもGoogleが提供しているAndroid OSと多少操作性の違いはありますが基本的には素直なAndroid端末として動作しますので、Fire TV のトップ画面のアイコンからHTML5環境を起動すれば、ワンタップでTvRemoteViewer_VB の画面が立ち上がって、手元の端末からリモコン機能

Firecontrol_2

でテレビや録画を全画面で映すにしろ実況を流すにしろ、全ての操作ができることになります。

以下ではこれを使うためのカスタマイズをご説明したいと思います。

1.カスタマイズ作業の流れ

Android端末の一種と考えれば、これが普通に使えることは何の不思議もありませんが問題は、どうやって利用時にキーボードやマウスなどが不要な形で動くようにするか、という点になります。

この辺、本当はGoogleCastの仕組みがFire TV でも動くようにすれば簡単で、Chromecast/AndroidTVと同じ操作性になる上、Media Player Libraryの優れた機能もそのまま使えることになります。
実際のところ、発売直後(2015)の8月まではAmazonが有料プログラムとしてGoogleCast互換機能を提供していたようです(痕跡はこちらに今でも残っています)が、残念ながらGoogleからリバースエンジニアリングの疑いがあるというクレームが出て、差止めになっています。
まあこの辺はChromecast/AndroidTVにとっては差別化の根幹部分なのでGoogleも簡単には外に出したくないと思いますし、ましてや今のGoogleとAmazonの関係を考えると、この機能の提供は当分望めないと思います。

そこでここではFireTV用、およびAndroid用に流通しているプログラムのみを使って、そういった操作が出来るようにします。
必要なカスタマイズ項目と実現方法は以下の通りです。

カスタマイズ項目 課題 解決方法
1)マウスの準備 FireTV付属リモコンだけでは、通常のAndroid用プログラムの導入やカスタマイズ操作は殆どできない。 BT(Bluetooth)マウス(必須)とキーボード(任意)を用意する。
2)Android用のプログラムが導入できるようにする。

(Fireタブレットでは不要)

Fire TVはGoogle Playにはログインできず、Amazonのサイトで入手できる対応プログラムも限定的である。 各プログラムをapkファイルから直接導入する。
3)HTML5る実行環境の導入 TvRemoteViewer_VBのHTML5実行環境を導入する。
Android用のブラウザは大抵動くのでそれでも良いが、できるだけ人手を介さずに動作できるよう、動画再生の自動開始と全画面動作に対応したものが望ましい。
過去にはDolphinBrowserがこれに適していたが、FireOSのアップデートでうまく働かなくなり、現在汎用ブラウザで自動開始対応したものはFirefoxしかない。しかし全画面化が困難で動作も重い。
現在Amazon純正で提供しているWeb App Testerが、(Testerと言いつつ)実用性が高く操作も簡易で左記要件も満たし、軽量で画質・音質とも良好なので、これを常用環境にするのがお勧め。

4)スリープの抑止

(Fireタブレットでは不要)

FireTVは20分程度でスリープ移行する仕様になっており、動画再生中はスリープは抑止されるが、待機時すぐにスリープ移行してしまう。
スリープ(スクリーンOFF)になってしまうとTVRemoteViewer_VB用リモコン機能やお目覚めタイマ機能では解除できず、音しか出ない状態になってしまう。
スリープを抑止するプログラムを導入し、システムスタート時に常駐させる。

5)FireTV起動時のプログラム自動開始

(Fireタブレットでは不要)

FireTV起動のたびに必要なプログラムは自動起動させたい。 基本FireTVを起動すれば4)のスリープタイマ解除と、(必要があれば)Web App Testerまで自動で起動するようにする。(付属リモコンのHomebuttonボタン を押せばトップメニューに戻る)

3)のWeb App TesterはGoogleのAndroidでも提供されないものですがTVRemoteViewerの利用環境としては非常に優れたもので、これが使える点でFireTV/FireTABの環境は優れたものになっています。

以下ではこれの利用手順をガイドいたします。個々の作業はTvRemoteViewer_VBを導入された方なら問題ないレベルだと思います。

2.各カスタマイズ作業

0)Fire TV の準備

まずそもそもですが、Fire TV/FireTABを購入したらWiFiの定義やプログラムアップデートなど、基本の設定をおこなってください。手順は付属のガイド(こちらはそのPDF)の他、本家の各種ヘルプもご参考に。

実際の導入体験記等はFire TV / Fire タブレットでググれば沢山出てきます。
といっても既に実用環境として成熟しているとも言え、特に国内記事では「使ってみました!この動画サイトがスゴイ!」レベルのものが多くあまり(システム的に)突っ込んだものは少ないので、とりあえず参考レベルで良いと思います。

1)BT(Bluetooth)マウスの準備

FireTVの場合少なくとも導入時に付属リモコンで代替できない操作があるため、マウスが必須です。(言うまでもありませんがFireTABでは不要)

Andorid端末をマウス代わり使うソフト・等もあるのでBTマウスが無い場合代替できるかもしれませんが正直トホホな面が多いので、素直に安いBTマウスを1個入手するのがお勧めです。
キーボードは文字入力に多少便利ですが、FireTVは文字入力は基本リモコンから(ふっかつの呪文方式で)入力する仕様になっており、キーボードはその文字選択を代替するものにすぎないので制御キーはほとんど役に立たず、操作性は結局あまり良くありません。文字入力は使いにくいものが多少ましになる程度ですので、敢えて買う必要はなく、持っていればば使ってみる、で良いと思います

マウスは多用するものでもないものの、複数台のFireTVやAndroidTVを使う場合いちいちペアリングするのも面倒なので、以下のような最低限のものをそれぞれ用としてテーブル脇に置いておくと便利す。

マウスを用意できたら、FireTVのトップメニューから「設定→コントローラー→その他のBluetoothj端末」を選んでください。

Bt1

端末を検索する、を選んでマウス/キーボードのペアリングボタンを押せば、暫くして以下のように左欄に検出され、使えるようになります。

Bt2
(キーボードの場合確認の数字入力を求められますので、入力してEnterを押してください。)

以上でマウス/キーボードが使えるようになります。
なおつまらない事ですが、キーボードは日本語キーボードであっても英語101キーボードの扱いになりますので、@や:のような記号の入力はキートップの表記位置と異なります。ご注意ください。

2)Android用のプログラムが導入できるようにする。

① apkファイルについて

Android用フリーのプログラムは、本家のGoogle Playストアの他に、導入用モジュール(.apkファイル)の形でいろいろなサイトに存在しており、このapkを入手してAndroid上でそのファイルをクリックすれば、PlayストアにアクセスできないFireTVのようなデバイスにも大抵のプログラムは導入できます。(正常に動くかどうかは別として。)

ただ、apkの配布サイトは検索する人が多いせいか偽装サイトや、比較的まともなものでも(踏んではいけない)トラップ広告が非常に多く、注意が必要です。特にAndroid端末から直接アクセスするとトラップが発動しやすくなっていますので、apkの入手は手元のパソコンでおこなってください。

いくつかのサイトの中でも(今のところ)比較的内容豊富でトラップも見分けやすいサイトをご紹介しておきます。

(1) APKMirror
http://www.apkmirror.com/
Fire_apk_mirror1

右側のSearch欄にキーワードを入れれば、該当プログラムが見つかればその各バージョンや(区分けがある場合)無印のarmプラットホーム用の他atomなどインテルベース向け(x86)版などアーカイブも豊富ですので、大所はここで見つかると思います。

(2) apk4funやそれにリンクしたzippyshareなどが割と良く使われている感じです。

Fire_apk_4fun1

Fire_apk_zippy1

身近なところで言うと斧のような位置づけでしょうか。トラップは多いもののちゃんと見分ければ、正しいファイルのダウンロードが可能です。
ググってサイトを開くときは、この辺のサイトであれば比較的まともな内容であると判断できると思います。

(3) 導入済のapkファイルを抽出する方法

ここでは特に使う必要はありませんが上記のようなサイトに目的のプログラムが見当たらない場合、他にAndroid端末をお持ちであれば、Playストアから導入したアプリからapkファイルを抜き出して、それをコピーすることもできます。
(但しお持ちのAndroidのバージョンやCPUがFireTVと異なる場合、適したapkになっていない事もあります。)

手順は
i)  APK Extractor でapkファイルを抽出し、Android端末ローカルに保存する。(ExtractedApksフォルダの存在場所は右上のsettingを開けば判ります。)
ii) 下のほうでご説明しているES File Explorerは、Android汎用ファイラとしてPlayストアから導入できますので、これを使ってリンク先と同じようにPCの共有フォルダを開き、そこにAPK Extractorで抽出したapkファイルをコピーする。

これで大抵のAndroid用プログラムをFireTVに導入できるようになります。

② 共有フォルダをPC側に用意し、FireTVから開けるように公開する。

PCにダウンロードしたapkは、通常のWindowsの共有フォルダに置いておくことで、FireTVで読んで導入できるようになります。
そのためにPC側に専用のフォルダを作成するのが良いと思います。(ここでは\apk フォルダ とします。)
このフォルダはapkを受け渡す為だけに使いますので、とくにパスワード等は必要ないと思います。(作業が終わったら速やかに削除すれば良いわけですし。)
\apkフォルダを作成したら、以下のようにエクスプローラー上で右クリックして、共有→特定のユーザー の順に選択します。

Folder1

すると以下のようなダイアログが出てきますので、

Folder2

ここに追加でEveryone を加えてください。以上で共有の設定はできましたので、ここに以下のapkファイルをダウンロードして入れていってください。

(1) Stay Alive! Keep screen awake システムの自動スリープ移行を抑止するツール
https://www.apkmirror.com/?post_type=app_release&searchtype=apk&s=Stay+Alive%21+Keep+screen+awake%E3%80%80

リストの右にある↓マークを押して、次のページのいくつかのアドの下にある「DOWNLOAD APK」ボタンを押すことでダウンロードがページが表示され、ダウンロードが開始されます。
(さらに何度もクリックとページ移動を促されるような場合は誤って広告サイトに誘導されていますので、やり直してください。)

(2) AutomateIt FireTV 起動と同時に Stay Alive! Keep screen awake等を起動するためのツール
https://www.apk4fun.com/link/31370/z/

トラップ広告が多いのですが、説明直下のの「DOWNLOAD」を押せば.zippyshareのページになり、「DOWNLOAD NOW」でダウンロードが開始されます。余計なアドがポップアップした時には、間違って踏まずに速やかに閉じてください。

③ FireTV側の準備 その1.ストアを経由しないアプリを導入できるようにする。

普通のAndoridと同じく、FireTVも標準の状態では、apkで導入するプログラムは「野良アプリ」と見なされますので、その導入を許可しておく必要があります。
そのために、「設定→システム→開発者オプション」を開いて、

Inst1

Inst2

「不明ソースからのアプリケーション」をONにしておいてください。

また直接は関係ありませんが、その上の「ADBデバッグ」もONにしてください。これは後ほどご説明する、「野良アプリ用メニュー」を表示できるようにするために必須の設定です。

④ FireTV側の準備 その2 PCの共有フォルダを開けるようにするため、ES File Explorer を導入する。

ES File Explorer はFireTV用のファイラで、Amazonから正規に提供されているアプリ(無料)ですので、これを利用するのが最も簡単だと思います。

FireTVのメニューから「アプリ→カテゴリ→ユーティリティ」の順に選んでいくと、図のようにES File Explorerが見つかると思います。

Esf1

これをクリックして導入してください。「ホーム」の先頭にアイコンが追加されますので、

Esf5

以後はこれをクリックすることでES File Explorerが開くようになります。

Esf2

ES File Explorerはこのような画面になりますので、マウスで左欄の「ネットワーク→LAN」を選び、次に下の並びにある「スキャン」を押してください。
暫くすると各PCのIDが表示されますので、共有フォルダを作成したPCをクリックしてください。すると一覧の中に、共有フォルダの名前が出てきますので、

Esf3

ここで\apk をクリックしてください。パスワードはかかっていないのでそのまま開きます。

Esf4jpg

中には\apkフォルダに入っているapkファイルの一覧が出ますので、それぞれをクリックすることで導入が開始されます。

なおその際、通常のAndroid端末でのapk導入と同じように以下のようなダイアログを操作していくことになりますが、

Apk1Apk2

Apk4Apk3

この際の「次へ」「インストール」のようなボタンはリモコンではうまく押せません。そういう時はマウスかキーボードの「tab」キーで選択した上で「enter」キーを押してください。
このように局面・局面でマウス/キーボード/付属リモコン のどれが操作に適しているかが変わりますので、うまく反応しないときはそれぞれを試してみることをお勧めします。

なお、apkフォルダに新しいファイルを追加した場合は、下の「再読み込み」ボタンを押せば最新の状態が反映されます。

3)HTML5実行環境の導入

TvRemoteViewer_VBはHTML5をサポートする殆どのブラウザに対応しているのですが、FireTVでは以下のような理由で以前はDolphin Browsetの利用を推奨し、手順を説明していました。  

 (1) 動画再生の自動開始に対応している。
 (2) ブラウザ操作用のアイコン、タブ、アドレスバー等が自動的に隠れ、スクリーン全面で動画が再生できる。

しかし最新のFireOS(正確にはGoogle AndroidでもV7.0以降)でのDolphin Browserは(1)がうまく働かなくなり、あまつさえ動作自体が不安定になってしまったため、全く推奨できないものになってしまいました。

幸いなことにFireOSでは最近、Dolphin Browserより更に高いレベルで(1)、(2)の機能も満たした「Web App Tester」が使えるようになりましたので、今後TvRemoteViewer_VBの利用環境として推奨したいと思います。

Webapptester0

名前はTesterですがHTML5動作環境としは極めて安定かつ簡易に利用でき、恐らくブラウザとしては諸々の便利機能を付けていないため「テスト用」として提供されているのだろうと思いますが、TvRemoteViewer_VBは元々そのような便利機能は不要ですので、優れた実行環境として使えるわけです。

これはAmazonが標準で提供(無料)しています。Fireタブレットではアプリストアで簡単に見つかると思いますが、FireTVでは以下の場所にありますので、そこから導入してください。

アプリ→カテゴリ でユーティリティを選ぶ。

Webapptester1

図のアイコンが目的のWeb App Testerなので、選択して導入する。

Webapptester2

起動すると図のような画面になるので、

Webapptester3

マウスまたはリモコンのカーソルキーで「アプリの名前を付ける」と「テストを希望するアプリのURLを入力」を順に選び、適当な名前(TRVなど)とTVRemoteVirewerのアドレスを入力した上で、「デバイスに追加」ボタンにて登録する。

Webapptester4

以上で、「テスト」ボタンを押せば、TVRemoteViewer_VBの画面が全画面で立ち上がります。

この設定は記憶されていますので、以後はWeb App Testerを起動後、リモコンで選んでボタンを押すだけでTVREmoteVierer_VBが起動できるようになります。Dolphin Browserのホームページ登録のようにFireTV起動から自動的にTVRemoteViewer_VBサイトまで持っていくわけにはいかず、ワンプッシュ必要ですが、その代わりにここには複数サイトを登録できますので、TVRemoteViewer_VBサーバを複数立てている場合もここで都度選択することができるのは便利な点になります。

リモコン制御用設定

次にTvRemoteViewer_VBではリンクにあるように、専用のリモコン画面からどのブラウザでも操作できるようになっていますので、基本はこれを使ってスマホ・タブレットやPCから操作することになります。
(FireTV付属のリモコンを使った操作も可能になっています→ご参考。ただもともとの設計がスマホ/タブレットやPCからの操作を想定していますので、そちらのほうがずっと使い易いと思います。)

Webapptester5

トップ画面で「デバイス」タブを選んで赤枠のところに識別用デバイス名を入れ、入力後一旦フォーカスを外した(デバイスタブ等を押し直した)上で「ON」ボタンを押してください。これでトップ画面の右上に「R」の文字が表示されるようになり、

Remotemark

リモコン制御下に入ったことが判ります。

なお、デフォルトの「番組」タブでは以下のように「操作パネル」、「ストリーム一覧」、「お気に入り番組表」 の順に表示されますが、ここで赤丸のスイッチを押すと操作パネルが省略された状態になります。

Trvswtopshrink1

                   ↓

Trvswtopshrink2 (各タブを押せば表示状態に戻ります。)

Fire TVのようなデバイスは普段直接画面を操作することはないと思いますので、この設定がお勧めです。

さらにストリーム一覧も「非表示」を押せば、それも省略されて、上一行に各コントロールが並んでいる以外は「お気に入り番組表」だけが表示された状態になります。

Trvswtopshrink3

普段トップページを表示したままにする場合、ストリーム一覧の情報も見たければ表示したままの状態、番組表だけあれば良いのならストリームは非表示にしてより多くのチャンネルが表示されようにする、というように選ぶことができます。
この状態はcookieに記憶されますので、再起動しても維持されます。

以上でTvRemoteViewer_VBでの機能がフルに使えるようになります。

Fireタブレットでの利用では以上での設定で十分ですが、FireTVではそれに加えて、以下のスリープ抑止、およびその自動起動を設定しておけば、FireTV起動と同時にTvRemoteViewer_VBに適した設定が立ち上がりますので、さらに便利になると思います。

補足)他のブラウザアプリでの利用につぃいて・

FireTVでもapkファイルから導入することで、Chrome、Firefoxなど、大抵のブラウザを利用することができます。但し元々AndroidやiOSなどのモバイルル環境のブラウザでは暗黙の仕様として、サイトを開くのと同時に動画/音楽の再生されるのを抑止するものが多いです。

これをどう使い易くするかの対策はスマホやタブレットでも必要ですが、特にFireTVのようなデバイスでは簡単にタップ/マウスクリックの操作もできないので、この仕様を回避できなければ実用性が大きく損なわれます。
また画面をスワイプしたりピンチイン/アウトすることもできないので、コンテンツを自動で全画面表示する機能も重要になります。
Dolphin Browserはこの2点の機能が実用レベルだったのですが最新のOS環境では満足に使えなくなりました。またFirefoxは「惜しい」レベルなのですが、標準の「全画面表示」機能が不十分、かつそれを補う全画面化プラグインが最新環境では使えなくなっています。

いずれにしても現状FireTV/Fireタブレットでは純正のWeb App Testerが使えますのでそちらで使うのが推奨で、それ以外のブラウザで常用するメリットは薄いと思います。

4)スリープの抑止

(1) Stay Alive Keep screen awake の導入

FireTVは操作待ちが一定時間続くとスリープ状態に入り、画面表示が消えます。(リモコンのPlaybuttonボタンを二度押しすることで解除できます。)

このスリープ(正確にはスクリーンOFF)移行は動画を再生している際は抑止されるのですが、TvRemoteVIewer_VBでトップ画面の番組表を表示していたり、待機画面(黒画面)のまま置いておくと、すぐに移行してしまいます。
この状態になってしまうと付属リモコンで解除するしかなく、解除操作なしでTvRemoteVIewer_VBのリモコン機能やタイマ機能で動画開始しようとしても画面はスリープしたままで、音だけが鳴っている状態になります。

もともとモバイルではないメディア視聴機器であるFireTVで、そんな迅速なスリープ移行は運用上不要ではないかと思います。(この機器自体の待機電力は大したことはないので。)
意図してスリープさせたいときは「設定→システム→スリープ」 で即時にスリープできるわけですし、、節電したければテレビ本体をOFFにするのが良いのではないかと思います。

ということでスリープタイマそのものを抑止するために、Stay Alive! Keep screen awake を導入します。
 Stayalive(普通のAndroid端末でも利用できます。但しうっかり起動しているとバッテリー浪費するので注意)

FireTVに導入するには、ES File Explorer で上記リンクからダウンロードしたapkをクリックし、ダイアログに従ってインストールしてください。

Stay Alive! を起動して、表示されるルール画面で
Staylive2

「Pause Stay Alive!」を選択すれば良いです。(元に戻す時もここで戻せばよいです。)

このプログラムは導入して起動しただけでスリープが抑止されるようになります。
但し通常はシステム開始時には自動起動はしません。そこでこのプログラムを次の5)のソフトで自動起動させるようにします。

(2)  スクリーンセーバーの解除

スクリーンセーバープログラムも動画再生していなければタイマで勝手に起動してしまい、これも付属リモコンでなければ解除できません。したがってこれも以下の手順で解除してください。

「設定→ディスプレイとサウンド→スクリーンセーバー」で設定画面を開く。

Scsvr1

設定画面で「開始までの時間」を「なし」に変更する。(デフォルトでは5分)

Scsvr2

以上でOKです。 

5)FireTV起動時のプログラム自動開始

ES File Explorer で上記リンクからダウンロードしたapkをクリックし、ダイアログに従ってAutomateItをインストールしてください。
起動すると図のような画面になります。

Auto1

このツールはWindowsのタスクスケジューラに類似のもので、自動運用のために便利な機能が揃っていますが、ここではシステム開始時に4)で設定したDolphin Browser と、5)で導入したStay Alive! Keep screen awake を起動するルールを追加します。

なお、電源ONでTvRemoteViewer_VBまで立ち上げる必要はない(使う時はリモコンで起動する)という方は、ここでDolphin Browserの自動起動ルールを登録する必要はありませんが、Stay Alive~ の自動起動ルールは必ず登録しておいてください。そうしないと動画視聴中のスリープ移行を抑止できません。

① まず「ルールの追加」の上のほうにある+ ボタンをクリックします。

Autoalive1

トリガーに端末起動時を指定
Autoalive2

アクションにアプリの起動を選び、一覧からStay Alive! を指定してください。

Autoalive3
Autoalive4
Autoalive5

次に右上の保存ボタン(フロッピーディスクのようなアイコン)をクリックしてください。
尚、このタイミングで図のようなアドが表示されることがありますが、

Auto7
気にせず左上の終了ボタンを押してください

以上で右上のアイコンをクリックして、設定を保存してください。
プログラムのトップ画面に戻れば、ルールが1個増えている筈です。

Auto8

他にWeb App Testerも登録しておけば、TVRemotyeViewer画面の起動もワンクリックでおこなえるようになります。

⑤ 起動テスト

実際に動くかどうかの再起動には、FireTVの電源を抜き差ししても良いのですがそれも乱暴なので、図のように「設定→システム→再起動」を選んでみてください。

Auto9

これで再起動が始まり、図のようなロゴが出たあと

Init1

一旦トップメニューが表示されますが、すぐに図のようなメッセージが表示され、

Init2

トリガを検出し、アクションが実行されたことが判ります。

以上で導入、カスタマイズは完了です。リモコンプログラムの使い方はリンクに解説してありますので、使ったことのない方はよく読んでみてください。

TVRemoteViewer_VBの視聴画面はタイル表示であればこのような画面で

Tvstart2

また全画面表示にすればこのような画面になり

Tvstart3

要は普通に手元の端末で見るのと同じ、またChromecastやAndroidとほぼ同じ使い勝手で大画面テレビやモニターでTV番組や録画が視聴できるようになります。

⑥ 他の調整と注意点

以上で動作のために必要な設定は完了ですが、他の調整項目と注意点も補足しておきます。

(1) 画面のキャリブレーション(マージン設定)

(モニターではない)普通のテレビの場合、画面の周りに表示されない領域があります。

この余白域については、TvRemoteViewer_VBだけの話であればリモコンプログラムの「マージン」で調整しても良いのですが、FireTV全体で調整したい時はメニューから調節します。
具体的には「設定→ディスプレイとサウンド→ディスプレイ→キャリブレーション」

Cari1Cari2

で表示される調整画面で

Cari3

リモコンの上下キーによって、画面端に矢の先端がくるように調整すれば良いです。
適正なマージンはテレビやモニター毎に変わりますので(PC用モニターであれば0)、FireTVを挿し替えた際には再度調整が必要になります。気になるのがTvRemoteViewer_VBだけであれば(特に実況コメントの上端が欠けるのが気になると思います)、リモコンプログラムの「マージン」設定で調整する方が簡単かもしれません。

(2) ブラウザのレスポンスがなくなった時

操作上の注意点として、動画再生中にうっかりリモコン操作でブラウザから抜けた場合、メニューから再度ブラウザを呼び出しても、動画がサスペンドしたままリモコン操作で再開できない状態になります。
またそれ以外でも、基本はブラウザから抜けて暫く後にメニューからブラウザに復帰する場合、ブラウザが再ロードされず、処理を継続できずにハングしたような状態になることがあります。

FireTVのリモコン操作では、「ブラウザ・ページの再ロード」の操作ができないため、一旦ブラウザがおかしな状態になってしまうと、それが維持されてしまうのが原因です。
そういう場合はまずは、TvRemoteViewer_VB用リモコン基本タブの「今のページを再ロード」ボタンを押してみてください。単なる待ち状態であれば、それで復帰できます。
それに反応しないようであれば、Menubuttonボタンを1回押した後Backbutton_2ボタンを何回か連打すればブラウザを確実に終了でき、その上で再度Dolphin Browserを起動すれば初期画面に戻ります。

(3) 実況コメントが表示されない時

現在の最新ファームでは、動画の画質は十分なレベルに向上していますが、その代わりなのか何なのか、実況コメントを表示する設定で実際表示のための処理もおこなわれているにも関わらず、オーバーレイの調整が上手くいかず表示されない事があります。

そういう場合は、下図赤丸部「コメント表示数上限」の数字のボタンを押して、コメントプレーヤーを何回か再起動させてみてください。

Ftshowcomment

1~2回ここを押せばコメントが表示されるようになると思います。
ただ、FireTVをずっと動かしっぱなしにしていると全体的に動作が重くなるとともに、この現象も起きやすくなったり、上記ボタンを押しても回復しにくくなるようですので、この問題に限らず時々FireTVを再起動することをお勧めします。
再起動は電源の抜き差しでもできますが、トップメニューからリモコンで「設定→システム→再起動」と指定することでも可能です。

3.使ってみた感触

最初にあるようにFireTVは、性能的に(現行の)Chromecastより上、NexusPlayerより下で、実況コメントが増えても十分実用的に、また安定して動きます。
据え置き型FireTVだと、恐らくはNexusPlayerより少し上の性能になると思います。その辺の差は実況表示速度の違いとして現れます。
動画の再生性能については、当初GoogleCast勢と比べるとフレームレートが劣り、動きのあるシーンやゆっくりパンしていくシーンではいくらか引っかかりがありましたが、2015/12末のFireOS 5.0.4 536116920 で大きく改善され、ほぼ同等と言えるものになっています。

現在のところ動画再生中のシーク(ストリーム再起動を伴わないシーク)は、Chromecast/NexusPlayerやApple勢のようにいつでも可能という訳にはいきません。ファイル再生ではエンコード完了を待つ必要があり、またライブ配信でのシーク操作もできません。→ご参考

その代わりにFireTVは基本構成がシンプルなのかメモリサイズの優位点なのか、長時間でも安定して使える傾向が強いように思います。

また以前は以下の問題がありましたが、最新版では解消されました。ご参考まで。

1)ファイル再生で「無変換ストリーム(0x0noenc)」を選択した場合、エンコード時の指定によってはアスペクト比がおかしくなることがある。

Aspect1

これはFireOSの動画エンジンが、動画ファイルのアスペクト比プロパティ を無視してしまうのが原因でしたが、TVRemoteViewer_VBの最新版ではHTML5の機能を使ってこの現象を回避するようになり、問題は解消されました。

2)FireTVでは、TvRemoteViewer_VBサーバが2台以上あるときの切替えがワンタッチで出来ない。

これは以前Dolphin BrowserをHTML5環境として推奨しいていた時の問題でしたが、現在Web App Testerに推奨環境が変わり、起動時に接続サーバを選択できるようになりましたので、切り替えが容易になりました。

4.おまけ Firefox OSについて

名前が似ているようで全く非なるもの、ということでここに載せるわけではありませんが。

AppleTVは置いておいて、その他に類似のデバイス用OSとしてはFirefox OSがあります。スマホ用OSの1つとしてKDDIが実験的に扱っているほか、パナソニックの新しいテレビに内蔵されており、今後一定の地位を築く可能性があります。
但し2015年末にスマホ向けの開発は終了する旨の発表があり、今後は組み込み型に活路を見出す方針とのこと。当面Firefox OSが続いていくかはパナソニック次第という所でしょうか。
とはいえ基本的なアーキテクチャを見ると、Geckoベースのブラウザをプラットホームのように扱ってHTML5/Javascriptでアプリを書く、というChromecast(ChromeOS)と非常によく似たプラットホームになっており、ちょっと興味が沸きましたので、TvRemoteViewer_VBの視聴に使えるか調べてみました。

結論として、FirefoxOS対応は当面見送ることにしました。以下では概要を書きます。

FirefoxOS用にはデスクトップ用のエミュレータ(アプリマネージャ)やAndroidで動くエミュレータもあるのですが、アプリ本体は当たり前のように動くものの動画再生はサポートしておらず検証できなそうなので、実験的に以下のような(FirefoxOSの場合のみ表示される)導入ボタンを作って

Ffoxos1 Ffoxos2

掲示板で検証を呼びかけたところ、Firefox OS Flameで検証いただいた情報があり、その結果は"ネガティブ"(HLSをサポートしていない。HLSのテキストが表示されるのみ)でした。
現状のMozilla側の見解を見てもHLSのネイティブサポートはあまり前向きでもなさそうなので、(実装する製品側で独自にサポートするケースもありえるものの)基本は「FirefoxOS自体ではHLSをサポートしていない」ということになると思います。

またMozilla側は代替策としてJavascriptで動くHLSプレーヤー(エミュレータ)も提案しており、これはFlash要らずでJavascriptとHTML5(のcanvas)のみを使って動くため、実際試してみると、本来動画をサポートしていない筈のデスクトップ用エミュレータ(アプリマネージャ)ですら図のようにテスト的に動かすことができました。

Ffoxos3

ただし動作はFlashフォールバック以上に重く、PC上のデスクトップエミュレータの場合はCPU性能のおかげでかなりまともに動くものの、Andorid上のエミュレータだと解像度を320x180ぐらいに落とさないとまともに動きません。恐らくARMベースと思われるテレビの組み込みロジックでは、(「テレビ」用途で期待される画質での)実用的性能は期待できないと思われ、Firefox OSの主なターゲットとなる機器を考えると余り意味の無いソリューションだと思います。
またこれらのJavascriptプレーヤーに対応するためのアプリ作り変えも手間なので、今後大きなニーズが出てこない限り対応は見送ることにいたしました。

 ⇒といいつつ後日、別の理由でhls.js対応をおこなった結果Firefox OSでも使えるようになった筈です。
  今更感はありますがもしパナソニック製TVで対応のものを使っておられる方がいらっしゃったら、試してみてください。

ただFirefoxOS自体はLinuxベースのシステムの上に乗っているガワのような物で、その下のハードやファームウェアは様々だと思いますので、そのレベルでサポートしていれば現状のままで動く可能性はあります。パナソニックがボードメンバとして参加しているSmart TV AllianceではスマートTVに必要な基本機能としてHLSも定義しているので、「Firefox OS TV」としてその拡張もされる可能性はあると思います
(ただHLSに限らずMozillaはメディア再生に最適化する取り組みはあまり積極的ではない、あるいはちぐはぐな印象がありますので、採用したパナソニックも苦慮しているんじゃないでしょうか?このままいくとWebOSに乗り換えるかも?)

他にやはりHTML5/JavascriptベースになるWebOS、Tizenなども、これから伸びて来る気配があればテストしてみようと思います。

« 2015年10月 | トップページ | 2016年3月 »

フォト
無料ブログはココログ
2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

ウェブページ