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2018年10月 8日 (月)

TVRemoteViewer_VBとOculus Go、モバイル環境等の最新情報

久しぶりの更新です。といっても実は今年のBS、CSの再編で記事や添付ファイルをちょくちょく更新していたり、TVRemoteFilesも少しづつ更新していたのですが、少しまとまった時間も出来てきましたので、まずはTVRemoteViewer_VB関連の最新情報を書こうと思います。

1.TVRemoteViewer_VB・お勧めモバイルブラウザの最新動向
 1)iOS(iPhone/iPad)環境
 2)Android環境
 3)FireOS環境

2.ピクチャインピクチャ(PIP)、およびスクリーンオフでの再生
 1)PIPについて
  ①iPadでのPIP
  ②Android OreoでのPIP

 2)スクリーンオフでの再生
  ①iOS(iPhone/iPad)での使い方
  ②Androidでの使い方

3.Oculus Go で活用

1.TVRemoteViewer_VB・お勧めモバイルブラウザの最新動向

TVRemoteViewer_VBのオリジナルの記事にはモバイルブラウザの選択についても書いたのですが、その後モバイルOSもどんどん更新されて振る舞いも変化し、またTVRemoteViewer_VB側にもそれらのための機能がいろいろ追加されていたりして、最新状況を整理する必要性を感じましたので、現時点でのモバイルブラウザの振る舞いと、お勧めブラウザ情報をまとめておきます。

TVRemoteVuewer + TVRemoteFilesでは、モバイル環境でもブラウザを視聴環境として、HTML5の規格に徹底して準拠した作りになっています。
これによって統一されたアプリ環境が実現でき、限られた労力をアプリの機能充実の方向に集中でき、その成果は直ちにすべてのプラットホームで享受できるという非常に大きなメリットがあります。またiPhoneの新機種が出ても「対応まで暫くお待ちください」と言う必要もなく、即日優れた利用環境になるのも利点です。

しかしもっと重要な事として、モバイルブラウザが視聴アプリの環境として優れているから、と言うと、過去の常識からすればなかなか想像し難い事かもしれません。
2010年頃までの感覚で言えば、動画再生はハードのアクセラレータを叩いた動画プレーヤーが本職で、ブラウザはFlashなどによる汎用性はあるものの、無料動画を検索して覗くには良いけど本格環境としてはちょっとね・・と考える人が多かったと思います。
しかし現代のモバイル機器はHTML5に最適化されているので、HTML5の機能をフルに活かせるブラウザ環境が動画プレーヤーとしても非常に優れた能力を持つようになった、と言えば判り易いと思います。
最大公約数的な共通アプリ環境なのではなく、そこに向けて各プラットホームが進化の目標にしている、という強みがあります。

グローバルに見れば有名無名のHTML5ベースのストリーミングサービスがユーザー獲得を競っていているわけで、その多くがモバイル環境を向いている以上、端末ベンダも最適化を怠ればればすぐに置き去りにされるという、進化と標準化への強い圧力があります。
モバイルに限らずいわゆる「スマートTV」の分野でも、プラットホームとしてはAndroidTV/ChromecastやFireTV、AppleTVのような主要プレーヤの争いがあるものの、その上の動画アプリはYoutubeのようにWebアプリとして共通化されたものが増えており、主戦場は既にHTML5プラットホームの主導権争いに移っているように見えます。(その視点ではGoogle主導のBlinkが他を圧倒しつつありMozillaのGecko改めServoが何とか孤塁を保ってる感じです。AppleTVは敢えてWebアプリの動作を抑止して同じ土俵に立つことを避けているいるようにも見えますが、その戦略が吉と出るか凶と出るか。。)
そういう訳で今や下手に独自のプレーヤーを実装するよりもH/Wに最適化されたHTML5プレーヤーの方が遥かに快適に動き、かつh.265対応やPIP、VR機能などのOSの進化にも最も素早くキャッチアップしていく動画環境になっています。

このソフトもそれにうまく乗っかろう、という発想で作られています。
Netflixのような大手のストリーミングプロバイダになると囲い込みの目的がありますから専用ソフトも用意される訳ですが、TVRemoteViewerにはそんな必要もありませんしね。

但し汎用のブラウザには、様々なページをブラウジングするための安全機能や便利機能が付いていて、それを売りにしている場合も多いのですが、このソフトで使う上では余計な動作や、無効になっていたほうが有り難い機能もあります。
中でも当ソフトを利用する際に考慮すべきなのは以下の2点です。

a. 動画の自動開始ができないブラウザが多い。→参考記事

これはWebページを開いた瞬間に不快なCMが勝手に流れ出すことを防ぐため暗黙の共通仕様となっており、スタートボタン押下のような人の操作があるまで動画は開始しません。(以前は無駄なデータ量を防ぐ意図があったと思いますが、モバイル回線が太くなった現在では、ヘッドホンでいきなりボリューム調節不可な大音量CMが流れてしまう、というのを防ぐ意味付けが大きいようです。実際ヤフージャパンのトップページもごく最近までこのようなCMが勝手に流れる仕様だったと記憶しています。)
インターネット上のあちこちに存在しているそのような行儀の悪いページのふるまいを抑えるため、現在多くのモバイルブラウザでは埋め込み動画を勝手にスタートさせない仕様になっています。

これは確かに汎用ブラウザとしては納得できる機能なのですが、HTML5のアプリケーション・プラットホームとして使うには余計な仕様で、実際「HTML5プレーヤー」の性格が強いChromecastやFireTVでは最初からこの仕様は取り除かれていますが、汎用のモバイルブラウザでは未だ多数派を占めています。

ちなみに動画が自動スタートしない場合、当ソフトでは図のような

Mute3

スタートボタンが表示されます。(表示されない時はトップページ管理タブで

Mobile2

「左上」などを選択してください。)

(補足情報)当記事の本来の範疇ではありませんが、この項目にちょっと関連する話です。
この「音声、動画を自動開始させない」という特性は永らくモバイル環境限定の話だったのですが、その方が快適と考える層からは根強い要望があるようで、Firefoxでは2019/3月のver66以降、Windows/Macのデスクトップ版でもデフォルト「自動再生しない」設定になりました。したがってFirefox最新版を新規導入、あるいは66版より古いものから最新版に更新する際、デスクトップ環境であってもデフォルトで自動スタートが一旦OFFになりますので、「音声自動再生をブロックする」というチェックを外す必要があります

Ffoxautostartt
場所は設定メニューの「プライバシーとセキュリティ」の中にあります。(許可サイトとしてTVRemoteViewerのアドレスを指定してもOK)

b. アドレスバー、タブエリア等の表示が勝手に消せないブラウザが多い。

Mobile3

これは偽装サイトにうっかり引っかからないよう、今見ているURLやサイト情報を確認しやすくするのが意図のようです。モバイル環境はPCに比べると細かい操作は苦手ですから、意図的にサイト情報が隠されると偽装サイトの正体を見極め難くなる事もあり、以前は可能だったJavascriptによるアドレスバー隠しは出来なくなり、「全画面化」の設定はあってもページを開いた直後には必ずアドレスバーが表示され、ページを上にスクロールしていくうちに隠れる、といった仕様のものが多いようです。
これも汎用目的では必要な事だと思いますが、「安全な自家サイトの動画を特別な操作なしに全画面で観たい」というニーズには合いません。

このようなモバイルブラウザが「原則として」備えている安全機能ですが、iOSでもAndroidでも適切なブラウザを選べば無効化が可能です。せっかくTVRemoteViewerを導入して自家サイトを観る場合、豊富な安全機能は無用なわけで、現時点で使い易いものをプレーヤーとして選択すれば良く、有名どころのブラウザに限定する必要はありません。
(もちろん今までリモート視聴に使っていなかったスマホ/タブで何の前準備もなく、たまたまそこにあったブラウザで簡単に視聴できる、というのもTVRemoteViewerの良さではあるのですが、常用することになったらより視聴に適したブラウザを使うことで便利度が増します。)
ここではそういった点でTVRemoteViewerの視聴により適したブラウザをご紹介します。

Mobilebrowsers_3

1)iOS(iPhone/iPad)環境

iOSはブラウザエンジンにApple提供のWebViewしか使えない仕様なので、どのブラウザでも基本動作にあまり違いはないのが実情です。しかし中には付加的にa. b.の制約を外したものが存在します。
もちろんiOSはAppleの統率力が強いので未来永劫この特徴が保たれる保証はありませんが、iCabについては少額とはいえ有料ソフトなので、他との差別化の上でも機能を維持する動機付けはあると思います。

①iCab Mobile

Icabmobile1

iCabは有料(240円)ですが、a.の動画自動スタート、b.の全画面ブラウザ表示 の両方をサポートしている、現状iOS環境で最適のブラウザになります。

以前はiLunascapeがこの両方をサポートしており(iOS7~9の頃)、無料だったこともあって初期のTVRemoteViewerでは推奨環境だったのですが、iOS10になった頃からエンジンが変わって両方ともサポートしなくなりました。今ではiLunaは推奨候補から消え、代わりにiCabが推奨ブラウザとなりました。
しかも過去のiLunaの場合サポートしていると言って動作に不安定なところがあり、うまく動画自動開始できない事も多かったのですが、iCab Mobileの動作は安定しており、確実に自動スタートも動きます。操作性にちょっと癖があり最初は戸惑うかもしれませんが、有料であることに抵抗がなければ使ってみることをお勧めします。

・多分デフォルトで動画自動開始の設定になっていると思いますが、うまく作動しない時は以下をチェックしてください。

Icab1

・ブラウザ全画面化は メニューの図のボタンを押せば作動します。

Icab2

・最大化している時に図のあたりにあるボタンを押せば全画面が解除され、上下メニューが表示されます。

Icab3

・縦画面のときはメニュー付き、横画面の時は常に全画面化、という設定が可能で、これがお勧め設定になります。

Icab5

・最大化している時の操作ボタンは薄く表示されていますが、これでも動画視聴中は邪魔になると思います。ボタンの透過度は設定で調整することができ、完全に見えなくするとか、ごく薄く見えるだけにすることが可能です。

Icab4

数回使えばボタンの場所も覚えると思いますので、完全透過にすることをお勧めします。

・なおこのような透過ボタンが本来のTVRemoteViewerのボタンの上に被ってしまい、うまく押せない事がたまに起きます。(特に左上の画面タイル表示ボタンや一番下のページ移動ボタン)
そのような場合画面を操作したい時には、画面の向きを変えてみるようにしてください。そうすればボタンの位置関係も変わりますし、特に縦向きで全画面表示を解除する設定にしておけば、確実な操作ができます。

②その他のブラウザ

動画の(無条件の)自動スタートは現状サポートしませんが、その代替策として、iOS10以降では殆どのブラウザが、起動時にmuteを指定する条件で自動スタートさせる事が可能になっています。

参考記事の例
https://qiita.com/hayakix/items/4c841ea76eab70a66e91

おそらく、「勝手に大音量のCMが流れるのは抑止したい。 → 無音声動画なら害もないだろうからCM動画を流させてくれ」という話の流れだろうと思いますが。
この機能を利用するには、トップページの管理タブにある「動画自動開始の最新機能を利用」というチェックボックスをチェックしてください。

Mute1

この設定にすれば動画開始直後はmute(無音)状態になり、殆どのブラウザで動画が自動開始するようになります。その際muteを解除しやすいよう、mute offのための大きなボタンが表示されます。

Mute2

これを押せばmute状態は解除され、本来の音付きの映像になります。

このように結局はワンタップが必要なので、動画が自動開始しない時に表示されるplayボタン
Plbtn

を押すのと比べて何が嬉しいの?という事になりますが、動画停止した状態のままPlayボタンを押さずにいると遅延がどんどん進んでしまい、逆にPlayボタンを押すのが早過ぎると、バッファ不十分のため動画開始できない「空振り」現象が起きる事もあるので、「Playボタンを押す」という操作にそれなりに気を遣わなければなりません。

その点、消音状態とはいえ自動で動画開始してくれれば、通常TVRemoteViewerが動画開始でおこなう自動処理、例えば再生位置の調整や遅延時間の計算、正常な動画ストリームであることのチェック等が正常に進み、ユーザーは余裕を持ってmute offの操作をするだけになりです、
まあ不十分ですが、それなりにスムースな動作になると思います。

この機能を使う前提であれば、ブラウザ全面表示についてはiCabの他に、Smooz ブラウザ

Smooz

という新しめのブラウザもサポートしています。
このブラウザに全画面ボタンはありませんが、「ジェスチャー」の設定で全画面化の操作ができるようになりま。

Smooth2

図のように好みのジェスチャーに「フルスクリーン表示」を割り当ててください、それでジェスチャー1回で全画面化、もう1回で解除できるようになります。

Smooth3

それ以外のブラウザでは明確な全画面化機能はありませんが、Androidの項で説明するように、横向け表示状態で画像を最大化しておいて少しだけ上にスクロールアップすることで、「アドレスバーを消して動画を上に吸い付ける」ような操作も可能です。
この「上に吸い付ける」操作の確実性はブラウザ毎に違いがあり、Chromeでは割と簡単、逆にSafariでは思ったようになかなか吸い付かない(と言うか、アドレスバーが小さくなるだけ)、といった違いがあります。
以上が現時点のiOS(10~12)環境でのお勧めブラウザ情報になります。

2)Android環境

iOSの②で説明した「無音状態なら動画自動開始できる」というスイッチは本来iOSに限ったものではない筈ですが、現実にはAndroid環境でサポートしているブラウザはほとんどありません。
その代わりというかもっと有難い機能として、本家GoogleのChromeブラウザが、普通に(音声云々を問わず)動画自動開始できるようになりました。
もともと独自に自動開始をサポートしていたFirefoxと併せAndroidブラウザの2大勢力が「モバイルブラウザでは動画を自動開始させない」という動作を強制ではなく、ユーザの選択に任せたことになります。今後他のブラウザも追従するのではないかと期待させます。ただし今のところ自動スタートをサポートするのはこの2つだけです。(Android6.x以前のDolphinBrowserの話は後述。)

①Chrome

そういう訳でAndroidでは本家ChromeブラウザがTVRemoteViewer環境としても現状最適です。
a.の動画自動開始については、設定で以下のスイッチをONにするだけで使えます。(最新版ChromeではデフォルトではOFFになっている事が多いので、その場合ONにします。)

Chrome1

b. の全画面表示に関しては設定は明確なスイッチがありませんが、横画面にした上で以下のスライド操作で、アドレスバーが画面上に「吸い付く」ように退出し、簡単に全画面表示にできます。

ちょっと上にスライドさせた後、軽く「上に投げる」ようにすれば、

Chrome2

Chrome3

アドレスバーが画面上に吸い付くように消える感じになります。

Android環境では動画が上に行きすぎた場合も、図のボタンを押せば、

Chrome4

画面にぴったりと収まるように位置合わしてくれます。(iOSではこの操作はできません。)

ワンアクションが必要なの所はもう一声とも言えますが、それほどストレスなく全画面化ができるのがChromeのお勧めできる所です。

②Firefox

Firefoxについても以下のようにa.の自動動画開始を設定できます。(これも最新版FirefoxではデフォルトOFFになっている事が多いので、その場合ONにしてください。)

Firefox1

b.の全画面表示は以下の設定がありますが、

Firefox2

設定した結果の動作がChromeと類似したものになり、アドレスバーは最初必ず表示されますが横画面にして上にスライドさせることで消すことができます。

ただしChromeと比べてこの操作が難しく、思うようにアドレスバーが上に移動してくれない事が多いです。
また、「リモコン制御モード」

Firefox3

にしていると元々視聴画面のスクロールは抑止されるのですが、Firefoxの場合アドレスバーを消すためのスライド操作もできなくなります。
リモコン制御モードはリモコン操作対象にしない場合でも、視聴開始時に動画サイズを画面に合せて自動調節してくれるのが便利で私はONにしている事が多いのですが、モバイルのFirefoxでは必ずOFFにする必要があります。

このような弱点がありますがFirefoxならではの便利機能もありますので、お勧め環境としては2番目といたしました。

③全画面完全サポートのブラウザ

Chrome環境では横画面でスライドすることにより容易に全画面視聴状態になりますが、この状態はページが切り替わる度に解消されるので、都度スライド操作をしなければなりません。
これに対しAndroid環境では例えばHabit Browser

Habit

またSleipner Mobile

Sleipnir

など、もともとカスタマイズ性に定評のあるブラウザが完全な全画面表示をサポートしています。
現状では動画自動開始ができないので使い勝手は落ちますが、今後Chromeの動きにキャッチアップして動画自動開始をサポートするようになれば、文句なく推奨できる環境になると思います。

(追加情報)2019年5月時点では、Operaブラウザ(Opera Miniではない)が、動画自動開始設定(設定→プライバシー・サイト設定でメディアの「自動再生」をON)、および全画面ブラウズを完全にサポートし、下のほうでご紹介している(Oreo以降の)PIPもサポートするという、TVRemoteVIewerにとっては理想的なブラウザ候補に進化しています。Operaのエンジンは現在完全にChromeの最新エンジンに追従しているため、少し遅れてChromeブラウザと同じ機能を持つようになることは予想していましたが、それに加えてChromeにはない全画面ブラウズボタンが付いたのは嬉しい進化です。
但し、安定度や動画H/W支援の最適化がまだ進んでいないようで、手元のタブレットで試した限りではハングしやすかったり、動画再生のスムーズさがいくらか欠けている状態なので、ここではまだ「候補」に留めたいと思います。性能の高く相性も良いAndroid端末を使っておられる方には既に十分快適かもしれませんので、試してみてください。

④Dolphin Browser(~Android6.x環境限定)

JetPackを有効にすることでa.の動画自動開始はデフォルト動作になり、また全画面表示も ボタンを有効にすれば何の追加操作もなく全画面動作するようになりますので、以前のTVRemoteViewerではAndroidでの一番のお勧め環境でした。
しかしAndroid7.0以降ではJetPackが動かなくなり、それどころか動作自体がが不安定になったことで、お勧めできないものになってしまいました。ブラウザ本体のアップデートがこの2年ほど無いので、今後の対応も期待できないと思います。
「動作不安定」については実は「アドブロック」のプラグインをOFFにすれば解消します。しかしJetPackが動かなければ敢えて利用するメリットが少ないということで、Android7.0以降では利用の候補から除外して良いと思います。
一方Android 6.x以前の環境であれば上記問題は発生せず、a. b.ともサポートした安定環境となりますので、お勧めできます。(但しJetPackが利用できないIntel環境を除く。)

現状のAndroid環境でのお勧めブラウザは情報は以上になります。

3)FireOS環境 (FireTV/Stick/Fireタブレット)

この環境については、別記事にまとめてありますが、現在AmazonがWeb App Tester

Webaootester

というHTML5環境を提供しており、本来開発用途のツールなのでブラウザ的な機能は一切ありませんがa. 動画自動開始、b.全画面表示 ともサポートしリモコン操作も可能という、当アプリにとっては願ってもない環境になっています。
タブレットで使う場合唯一問題になるのは「他の機器を操作するためのリモコン機能」を起動しようとすると、複数タブをサポートしていないため別ブラウザで開く指定が必要になる点です。
ただこれもSILKを指定すれば良いので、大した面倒はありません。

2.ピクチャインピクチャ(PIP)、およびスクリーンオフでの再生

1)PIP

iPadは以前(iOS9 但しAir以降のモデル)からサポートしていますが、Androidでも8.0(Oreo)からサポートするようになりました。Androidの場合タブとスマホで機能の差はありませんので、現時点でスマホで使えるのも利点だと思います。

これらはHTML5に対してOSレベルでサポートされる機能なので、TVRemoteViewerでも当然のように使えます。
実況表示が出来ず、またjavascriptの制御から離れるためプレイリストの順次再生と言った機能も使えませんが、ながら観に単純に便利な機能なので使い方を説明します。

①iPadでのPIP

以前からご紹介していますが、iOS9以降のiPad(ただし2012Air以降の世代)で普通に使える機能です。
残念ながら現状iPhoneでは使えませんが、ブラウザ表示でのインライン動画など、当初iPad限定だった機能が(ユーザーの要望に応える形で)iPhoneでも使えるようになった例は多いですし、昨今のiPhoneXのように間延びした大画面だとPIPも役立つのでは?と期待できます。

さて、iPadでのPIPは動画エリアの左上の位置にあるボタンをタップすることによって起動します。

Ipadpip0

なお、このように現在のiOSでは動画画面のコントロールが上下端に配置されていますので、その邪魔にならないよう、当アプリのタイル表示用のボタンはiOSの場合、左上端ではなく少し下にシフトした位置に配置されます。
また実況表示もコントロールに被らないよう、従来の「下端を空ける」だけでなく、「上端を空ける」という設定ができるようになり、

Scattr4ios

iOS環境ではデフォルトでONになっています。

さて、このPIP機能の役立ち情報ですが、通常の音声付き動画は同時に1個しか表示できないものの、実は「mute状態の動画」であれば複数同時に表示できる、というのがiOSの仕様になっています。
具体的には最初に任意のブラウザでTVRemoteViewerを動かし、視聴画面でmuteボタンをONにしておいて

Ipadpip1

そのうえでPIPに移行し、次に別タブか別のブラウザでTVRemoteViewerで視聴画面で動画を映せば、両方の動画が動いている状態になります。

Ipadpip2b

正確にはこのiOSの仕様は、「複数動画が表示できる。そのうち1個は音声が出せる」という仕様なので、親画面は音付きのままにして親子画面でのテレビ鑑賞ができるわけです。

ただ私のiPad(2017無印)で使っていると、後から動画を別ブラウザで起動した場合、小窓の動画は一旦停止することがありました。(停止した場合でも小窓のplayボタンを押せば再開。また同じブラウザの別タブで動画を起動した場合は子窓の動画が止まることはありませんでひた。)
また私のiPadでは能力不足なのか小窓の動きがカク付くことがありましたが、能力の高いiPadほどより快適に動くと思います。
いずれにしろyoutubeでもニコニコ動画でもなかなか出来ない、遊べる機能だと思います。

小窓表示にできる動画は同時に1つだけですが、動画同時表示自体は2つまでと制約がある訳ではないので、例えばSplit ViewとPIPを組み合わせれば動画3つを同時に動かすこともできます。

Ipadsplit_pip

②Android OreoでのPIP

最近手持ちのLenovoタブがAndroid8.1にアップデート可能になりましたので、早速使ってみました。
(以下の内容は、Lenovo Tab4 10のAndroid 8,1環境で検証したものです。Androidは機種によって動作が若干異なる場合がありますので、その点はご了承ください。)

PIPが使えるのはサポートしているアプリでなければなりませんがその数は多くありません。しかしブラウザは本家Chromeに加え、Firefoxが既にサポートしているので、それに乗っかってみる事にします。
現時点での動作安定性はChromeのほうがやや上な感じもしますが、Firefoxには以下で説明するような面白い特性がありますので、Android 8.0以降の端末をお持ちの方は試してみてください。
いずれもPIPを使う手順は

 「動画をフルスクリーン表示」→「ホームボタンをタップ」

と簡単です。
なおここで言う動画のフルスクリーン表示とは、この記事の1章で説明した「ブラウザの全画面表示」のことではなく、インライン動画プレーヤーの最大化ボタン

Oreopip2

を押してプレーヤーの全画面表示にする、という意味です。
通常はjavascriptの制御も実況表示も効かなくなるためあまりお勧めしていない全画面プレーヤー動作ですが、PIPでは元々いずれも使わない前提で、積極的にこのモードを使います。

なお、hls.jsを使っている時には、デフォルトではこのプレーヤーのコントロールが非表示の設定になっています。PIPを使う場合はトップページの管理タブにあるhls.jsの設定で、

Hlsjsctrl2

「コントロールを表示する」にチェックして、表示されるようにしてください。

この全画面プレーヤー状態でホームボタン 

Androhome

をタップすれば、PIP表示になります。
プレーヤー全画面表示だとホームボタンは下に隠れますが、画面下端をドラッグして「引っ張り上げる」と、図のように表示されますので、これを押してPIP表示に移行します。

Chromhomebtn
                ↓ 

Piptab4_10

AndroidのPIPでは今のところピンチ操作によるサイズ変更はできませんがスライド操作はでき、スクリーン上の端に接しているところであればどこでも好きな所に置けます。

またChromeのPIP表示の場合他の動画と同時に動かすことはできませんが、もっと面白いのはFirefoxのPIP表示で、iPadと同じ手順で全画面表示にした上で音声ミュートにして

Ffoxmuted

その状態でPIP移行すれば、他のブラウザで開いたTVRemoteViewerの音付き動画に重ねて、PIPで動画を動かすことができます。

Piptab4_10_2

iPadと違って、PIPに移行するのは動画だけではなくFireFoxタスク全体なので、FireFoxの別タブで別の動画を動かすことはできません(PIP表示中は別のFirefoxを起動することはできません)が、Chromeなど別のブラウザの上なら子画面として表示できます。

また、TVRemoteViewerの上だけでなくYoutubeなど他の大抵の動画アプリでも子画面として表示することができます。

Piptab4_10_3_tube

iPadと同じく子画面は実況表示や細かい操作ができませんが、面白く使えると思います。

加えてAndroidでは、Android7以降で以下のようなマルチウィンドウ機能も使えますので、
Androsplit

利用シーンに応じて便利な方を選べば良いと思います。

なお、Androidプラットホームはブラウザ実装の自由度が高いので、もともとOreo以前のバージョンでも独自にPIP表示をサポートするブラウザは存在していました。例えば
 ・Chieeミニブラウザ: ウィンドウ表示のブラウザで他のアプリに重ねて動画を表示でき、実況表示も可能
  (ストアでは公開されていないため、apkからインストールする必要があります。)
 ・Samsungブラウザ: 独自に全画面表示からのPIP移行をサポート
  (注:2019年4月時点で、Samsungブラウザの独自PIPは使えなくなっています。
   エンジンが完全にChromiumベースに変わったのが原因のようで、ちょっと残念ですが。)
Android 5.xや6.xをお使いの方でもこれらの環境でPIPを活用できます。
さらにOreo上ではこれらの「独自PIP」はOS標準のPIPとは独立していますので、ミュート状態のFirefox PIPと組み合わせて、非動画アプリの上で2個のPIPを同時に動かすこともできます。
Doublepip
このように元々独自のPIPは存在していたとはいえ、Android Oreoで標準化されたことで選択肢や利用の幅が広がり、ハードウェアもそれに最適化されていくことが保証された訳で、その意義は大きいと思います。

また最近発売されているAndroidベースのカーナビはOreoベースのものも多いので、これが使えるかもしれません。その場合Firefoxのミュート状態PIPであれば、ナビが喋り出しても動画が止まることはないと思います。勿論運転中に動画を見るのは厳禁で休息中や音で楽しむに留めるべきですが、お持ちの方は試してみてください。

2)スクリーンオフでの再生

例えば外でニュースやスポーツ中継の動画を観ている時に、手で持っているのが疲れたとか、目の前のスポーツを観戦しながら音だけ聞きたいという時など、電源ボタンでスクリーンオフにして鞄やポケットに入れて音だけは聴き続けたい事があります。
音楽プレーヤーでは普通にそういう使い方はできるのですが、動画プレーヤーでは通常、スクリーンオフと同時に動画APIが処理を停止してしてしまうので、どうしてもそうしたければスクリーンオンのままポケットに入れるしかありませんでした。しかしそれではバッテリーを浪費しますし、ポケットの中で何かがうっかり画面に触れてしまって再生が止まったりと、使いにくいものだと思います。

ところがブラウザエンジン+hlsストリーミングだと、OSレベルでストリーミング再生が動くおかげなのか、スクリーンオフでも音声は継続し、音だけ流す状態に簡単に移行できます。
また再度スクリーンオンにすれば続きから動画再生を戻せるなど、使い勝手もスムーズにです。
もちろんOSのバージョンアップで今後この動作も変わるかもしれませんが、iOS、Androidともこのような動きをするようになったということは、意図してサポートしつつあるとも考えられます。ここではTVRemoteViewerのそのような使い方をご紹介します。

①iOS(iPhone/iPad)での使い方

最新のiOSなら、どのブラウザでも以下の手順でスクリーンオフ再生になります。(iCab Mobileが一番確実に動作していたのですが、最近やってみるとSafariでもChromeでも動作しました。)

動画再生中に電源ボタンでスクリーンオフにすると、一旦音声も止まります。その状態で再度スクリーンオンにすると、ロック画面で音楽プレーヤが停止している状態が表示されます。そこで再生ボタンを押せば、

Ios_soundonly1

音声が再開されます。(イヤホンで聞いているときには画面タップで再開されない事がありますが、イヤホンのPlayボタンで再開できます。)

Ios_soundonly2

その後スクリーンオフにしても音声は流れたままになります。途中で動画も見たい時はスクリーンオンでロックを解除し、ブラウザが表示されていなければ再生していたブラウザを選ぶだけです。
これでネットワークが途切れない限り、ライブストリーミングでもファイル再生でも音を聴き続けることができます。
javascriptの制御を離れてしまいますのでプレイリスト機能は動かない点はPIPと同じですが、電車で居眠りしながらニュースを聴くなど、いろいろ使い道があるんじゃないでしょうか。
以上の方法ではスクリーンオフにしたい時にツータッチで音声を流しっぱなしにできる方法ですが、もう少しだけ操作を加えることで、スクリーンオフだけでなく「バックグラウンド」、つまり他のアプリでブラウジングなり読書なりをやっている時でもテレビの音声を流し続けることができます。

具体的には、動画画面でホームボタンを押せばホーム画面になり音声も一旦止まりますが、そこで画面上端からロック画面を「引き下ろし」ます。

Iosbkgnd1 
すると中央にHTTP Livr Streaming n のボックスが表示されている筈ですので、ここのPLAYボタンを押せば音声が再開します。

Iosbkgnd2

あとはスクリーンオフにしても、ホーム画面に戻って別のアプリを動かしても、別のアプリが音を鳴らさない限り音声を流し続け、また元の画面に戻ればその時点の動画再生に復元します。(別のアプリが音を出すタイプだと音声制御をそちらに奪われますので、ゲームをしながら裏でニュースを、という訳にはいかないと思いますが。)

以上、iOSでは全てのブラウザ環境で、スクリーンオフでもバックグラウンドでも簡単に「音だけ再生」に移行でき、また好きな時に動画鑑賞に戻ることもできますので、試してみてください。

②Androidでの使い方

Androidではどのブラウザでもという訳にいかず、今のところFirefoxのみですが、より使い勝手の良いスクリーンオフ再生をサポートしています。(Android 5.1、7.1、8.1で動作確認) 

Firefoxの場合

Androfirefox

特別な操作は何も必要ありません。再生中にいきなりスクリーンOFFにしてもホームボタンやマルチタスクボタンでバックグラウンドに移行させても、そのまま音声再生が継続しますので、使い易いと思います。

というわけで最初からスクリーンオフ再生が目的ならForefoxを使えば良いのですが、Chromeでもひと操作を挟むことで、同じようにスクリーンオフやバックグラウンド再生への移行が可能です。
(注:以下のようにご紹介したのですが、ChromeスクリーンOFF再生は2019年5月時点では使えなくなっています。とりあえずAndroid環境でこの機能を使う時ははFirefoxを使ってください。今後Chromeでも機能復活するかもしれませんので、とりあえず以下の記事は残しておきます。)
Chromeでの手順は、まず動画再生中にホームボタンを押します。
すると一旦音声も停止しますが、その状態で画面の上端から「通知パネル」を引き下ろすと、

Androhlsbackground

(他の通知に紛れて判りにくいかもしれませんが)「HTTP Live Streaming xx」という題名のメッセージとPlayボタンが見つかると思います。
このPlayボタンを押すことで音声再生が再開し、一旦その状態になればスクリーンオフにしても他のアプリを起動してバックグラウンド状態になっても、音声再生は継続します。

このようにAndroidではスクリーンオフだけでなくバックグラウンドでの音声再生もできますので、ちょっと調べものを思い付いた時のながら視聴などに、いろいろ使い道がありそうでですね。

3.Oculus Go で活用

最近発売された3DゴーグルのOculus Go

は、仮想空間を生成するためのCPUエンジンは貧弱なためゲーム機としての使い道は乏しいのですが、コンテンツ再生に特化することで安価かつ高い画質と音響環境を実現するという割り切りで人気になっています。
全周型(または半周型)のコンテンツは単なる3Dコンテンツとはレベルの違うインパクトがあります。ちょっとオジサン(オバサン)年齢の方なら、科学万博で見た富士通の「ザ・ユニバース」を思い出すかもしれませんね。

ただどう考えても「面白いVRコンテンツ」の制作は大変かつ特殊なので、単なる「びっくりコンテンツ体験機」ではすぐ先細りになると思います。
今まで3Dや高画質の波がある度にメーカー側からはナントカの1つ覚え的に「景勝地」「大作映画」「アダルト」の期待の声が上がっては費用対効果の薄さにコンテンツ供給側が逃げ出している歴史がありますが、今回のVR(AR)の波はGoogleなども参加している大きなものだと思います。

Oculus Goのヒットで、宝の山の在処は(ソニーが期待したような)CG仮想世界ではない事はなんとなくわかったと思いますので、今後は現代のネットワークインフラを活かして、リアルタイムストリーミングを使ったた「同時・共通・臨場体験コンテンツ」みたいな方向性で成功例が増えていけば、弾みになるんじゃないでしょうか。
ストリートビューでただ街をさまようだけでも結構楽しいのですが、そこで最も違和感になるのはそこが「静止した世界」であることです。
目に見えるものすべてがリアルなのになぜか動いている筈の人や車がぴくりとも動かず、にぎやかな筈の街で物音一つ聞こえないのが一種の「不気味の谷」になる感じなので、動画、できればライブストリーミングであることは重要になると思います。大規模イベントだけでなく自発的な街角ライブ配信が増えていけば面白いでしょうね。

さて、TVRemoteViewerはOculus Go でも使えます。まあ最近は3D番組といったものも殆どないので、とりあえずは映画館の特等席で観るような大迫力の映像が味わえます、という使い道になりますが、テレビ放送、録画再生でもDVD再生でも当然問題なくサポートしますので、Oculus Go で気楽に使える動画ストリーミングプレーヤーなのではないでしょうか。

Oculus Goでは標準のブラウザが付いているため、それでもTVRemoteViewerは使えるのですが、あまり大画面にできず、また動画自動スタートもサポートしていないため、使い勝手が劣ります。また最近はFirefoxも動くようになっていますが、より使い易い環境として無料ブラウザの「Samsung Internet Browser」

Sumsungbrowser

を導入して利用するのがお勧めです。(図はAndroid用のもの)
このブラウザはAndroid用にも最近出ているのですが、Oculus用のものはVR用として結構力が入っており、大画面サポートや各種VR機能も充実していて、動画自動開始もサポートしています。そこで、これを使った利用法をご説明します。
導入のためのアイコンはライブラリ(またはストア)で、すぐに見つかるはずです。

O1_saninst

起動してアドレスバーにTVRemoteViewerのアドレスを打ち込むと、図のようにトップ画面が表示されますのでブックマークなどに登録しておくと良いと思います。

O2_top

また図の右端の囲みの位置にある「よく見るページ」にも登録されますので、以後はそこをダブルクリックしても良いです。
操作はリモコンをマウスのように使っておこないまずが、上図のように光線ポインタで指しながら操作する感覚になりますので、割と快適に操作できると思います。

上にあるアイコンの「ズームレベル」で画面のサイズは3段階に調節できます。(最大サイズがお勧め)

そのまま使っていっても問題ないのですが、一応お勧め設定を書いておきますと、プレーヤーはネイティブプレーヤーでもhls.jsでも使えますが、発色や動きの滑らかさの点でネイティブにしておくのがお勧めです。
また、ちょっと見て判ると思いますが、このブラウザでは文字がかなり大き目に表示されるので、視聴画面では動画エリアの周りにあるボタンが画面に収まらず、それらを使うためには画面をスライド(スクロール)させる必要があります。
しかし端末をリモコン制御モードにしていると視聴画面のスクロールが抑止されてしまうので、リモコンモードはOFFにしておいてください。

O4_notrctrl

(図のようにデバイス名は空白のままにする。)
通常リモコン制御モードでは(テレビのような全画面での利用が主体になるのを想定して)邪魔なスクロールバーが表示されないようスクロール抑止しているのですが、このブラウザの場合画面のスクロールバーは表示されないので、これで問題ありません。

ちなみに文字サイズが大きい(720x480程度の論理解像度)といっても実解像度が低いのではなく、あくまで文字やボタンのサイズが大きめに調整されているだけで、実際の動画はかなり高い解像度でオーバーレイ表示されます。(この辺の論理解像度と実解像度の違いはChromecastの記事でも説明しましたが、この場合リモコンポインタでの操作のしやすさを考えて大きめに調整されているのだろうと思います。)

動画の視野角が広い一方でピントは近めの位置になるため、かなり詳細な動画でないと眠い画像に見えると思います。QSV/NVENCなどを活用したHD解像度の配信がお勧めです。

さて、ストリームを起動して視聴画面に移動すると、図のような表示になります。

O5_view1

左下の画面フィットボタンを押せば動画が横幅一杯に表示されます。
やや高さ方向が長いので下にコントロールエリアが表示され、邪魔に思えるかもしれませんが、この領域は新しく追加した「自動消灯」機能により、20秒ほどで次の図のようにブラックアウトします。

O6_view2

これで邪魔にならなくなると思います。
コントロールエリアを再表示したいときはその上でクリックすれば良いですし、自動消灯させたくない時は画面フィットボタンの横にあるランプのマークをクリックすることで常に点灯した状態になります。

さて、これが通常の端末での全画面ブラウザ表示と同じ状態です。
これでも十分な広さで実況表示も楽しめるのですが、Oculus Go では更にプレーヤーのフルスクリーン機能を使った楽しみ方ができます。
動画エリアの下端をクリックすると、図のようにコントロールが表示されます。

O7_ctrl

ここで右端のフルスクリーンボタンを押してください。(実況領域が被って押せない場合は、実況OFFにすれば押せます。)
すると更に画面の領域が広がると同時に周りにあったアドレスバーなども消えて、

O8_fulsc1

映像だけの世界になります。
実況表示は(ハードサブ以外)できませんが、映画館の前列から観ているような臨場感が味わえます。
(スクリーンショットではなかなか雰囲気が伝わらないと思いますが。)

さてここでスクリーンをクリックすると、図のようなアイコン群が表示されます。

O9_fulsc2_size

一番右の「ズームレベル」ボタンで動画サイズを調整できます。(レベル1からレベル4まで)当然、最大サイズのレベル4がお勧めです。
右から2番目のボタンはVR機能で、

O10_fulsc2_mode2

元の映像が全周/半周コンテンツだったり3Dコンテンツなら、これでそれに合わせた表示ができます。
例えば図は以前からあるサイドバイサイドの3D番組ですが、

O10_fulsc2_mode3

左列真ん中のボタンを押せば3D表示状態になります。
まあ3Dテレビを観るのと同じですが手軽な大スクリーンですね。ちなみにスクリーンから離れた方向を向いてからトリガを引けば映像の向きを変えられますので、寝転がって天井方向に映したりも簡単できます。

さて、大画面や従来型3Dの話だけならまだ目新しさはありませんが、ここから「ならではの」の話として、元のコンテンツが例えば図のような半周コンテンツだったり

180sample

全周コンテンツなら

360sample

それ用のモードにすることで、大スクリーンどころではなく視界の全てが映像世界になります。
まあそれがまさにVRなわけですが、汎用ブラウザでありながらVRの様々なフォーマットをサポートしているのがこのブラウザの優れた点です。

半周や全周コンテンツといっても実際はこのように何種類かの決まったフォーマットに変形された上で従来の四角い画像に収まっているので、ローテクといえばローテクなのですが、逆に言えばストリーミングするVRカメラさえあれば、TVRemoteViewerのような既存の仕組みの上で世界のどこからでもそこに居るような体験ができるわけです。(尤もTVRemoteViewerはまだライブカメラをサポートしていませんが。。)
世界中の街角イベントを毎日体験したり出張先から我が家で一緒に御飯を食べてテレビを観るような体験など、いろいろ面白い応用ができそうですね。

全画面表示を抜けるには「戻る」ボタンを押せばブラウザ表示に戻ります。
サイドパネルを見たりページ移動するには、パッドでスライドしてください。

O11_tile

画面スライドの操作がなかなか思うようにならず、動画を元の位置に戻すのが面倒なことがあるかもしれませんが、図のように画面フィットボタンを押せば

Ooadjust

動画の左上がブラウザの左上に自動で位置合わせされるので、簡単に元の表示状態に復帰できます。

ブラウザを抜けるには画面領域の外でOculusボタンを押してください。

画面のスライド操作にちょっと癖がある(縦方向と横方向では指のスライドと画面のスクロール方向の関係が逆になる)あたり、まだこのブラウザもUIに改善の余地がありますが慣れれば大した問題ではありません。それよりもOculus Go自体の現状の問題としては、バッテリーの持ちが悪いところではないでしょうか?
基本はモバイル機器の作りで、電源(USB)コネクタを繋ぎっぱなしにしようとしても頭をいろいろ動かすうちにすぐ外れてしまいます。しかし内蔵バッテリーだけだと1時間も持たず、一旦チャージ切れを起こしてしまうとしばらく充電しないと使えません。
そこで補助のバッテリも一緒に装着して常時給電させることで、より実用的になります。
私は図のように、横にモバイルバッテリーマジックテープでくくり付けて磁石付きコネクタで本体と繋ぐことで、だいぶ使い易くなりました。

Oculus_battery

バッテリーは10000mah程度の軽いものがお勧めです。

まあ実はその上で発熱の問題も出てくるのですが、そういった弱点も今後の製品更新で改善されていくと思いますし、いろいろ将来を期待させながら、とりあえず現実の使い道としてどこでもテレビを大画面で見られる、という役立て方ができると思います。

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